clear
2018.11.27

ゼロ宣言住宅こだわりの漆喰

長持ちする当社の漆喰

こちらのお家は、島田市内の小高い丘の上、周りはみかん畑のいい環境に立てられたゼロ宣言住宅の家です。自然素材しか使わないゼロ宣言住宅の内装には、漆喰と無垢の板を張る仕上げを行います。漆喰は、非常に健康的。夏は湿気を吸って、冬は湿気を吐く、調湿機能が非常に優れた素材です。アルカリ性が強いので自浄作用もあり、汚れがつきにくい。そして、長持ちします。

ゼロ宣言住宅の漆喰は他と違うの?

漆喰を使っている住宅メーカーはたくさんあります。自然素材や健康にこだわると漆喰を用いることは自然なことです。ただ、漆喰といってもいろいろあります。当社の漆喰と他の漆喰との一番の違いは、混ぜ物が入っているか入っていないかです。実は、漆喰100%だと左官屋さんが非常に塗りにくいので、塗りやすくするために、ほとんどの漆喰には樹脂や接着剤の混ぜ物がしてあります。少ないところだと5%、多いと20〜30%。混ぜ物がしてあると塗りやすいのですが、樹脂や接着剤は有機質なので、時間が経つと酸化して劣化します。するとつなぎとめる力が弱くなるので、天井や壁に塗ったものがポロポロ落ちてきたり、漆喰の粉が空気中に舞ったりするのです。当社の漆喰はスペイン漆喰。100年の時間をかけて、本来の石灰の元である石灰岩に近づいていきます。100年後には石灰岩の状態になります。そうなると劣化しません。

天井にも漆喰を。高品質の証

当社は天井にも漆喰を使っています。一般的に天井に漆喰を使うことはほとんどありません。それは、混ぜ物がある漆喰だと経年劣化の中でポロポロ落ちやすくなってしまうからです。当社は100%漆喰なので、壁だけでなく天井にも塗れるのです。他の業者さんは塗りにくさよりも塗りやすさ(効率)を求めて混ぜ物をしています。私たちは塗りにくくても健康や長持ちを大事にしているので、職人さんには時間をかけて、丁寧に施工してもらっています。また、漆喰を溶く水には、漆喰の本来持つ力をさらに強くする性質がある水「ゼロワンウォーター」を使っています。漆喰だけではなくコンクリートにも混ぜて使っています。ゼロワンウォーターに関してはまた別の機会に詳しくお話しさせていただきます。

一年中快適な湿度50%に近づける機能を持つ家

夏のジメジメした時は湿度80%越える時がありますよね。例えば気温28度80%だとエアコンなしではとてもいられないですが、同じ28度でも湿度が50%だと少し涼しく感じるくらいでほとんどエアコンがいらなくなります。冬、湿度が低いとより寒く感じます。体感温度は湿度が非常に大きな鍵を握っているのです。
そこで、効果的なのが漆喰の調湿機能です。漆喰の調湿機能とは、夏の湿度の高い時は湿気を吸って、冬は湿気を吐く機能です。当社の場合は混じり気のない漆喰なのでその能力が非常に高い。混ぜ物があると混ぜた分だけ能力も落ちますので、混ぜ物がないのは重要だと考えています。ゼロ宣言の家は、夏冬通して湿度50%に近づける機能を家として持っているので、一年中通して住みやすいのです。

漆喰のメンテナンスは?

よく聞かれますが、ゼロ宣言住宅の漆喰はメンテナンスが必要ありません。アルカリが強いので、自浄作用があり、汚れにくい漆喰です。剥がれたりもしないので、10年後、20年後に塗り直しが必要ということもありません。この状態を保ちます。ですからメンテナンスが必要ないのです。メンテナンスフリーの長持ちする素材です。

漆喰は世界中で使われている素材。1000年以上経っているものあります。同じやり方で使用しているゼロ宣言住宅の漆喰は100年、1000年もつと自信を持っています。